東京商工会議所から下記情報公開がございました。
「中堅・中小流通・サービス業の経営課題に関するアンケート」結果について
(参照:東京商工会議所ホームページより)
記事のリンクはコチラです。
https://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=1024614
東京商工会議所のホームページはよく拝見させて頂いております。
より多くの企業の声を聴くことが出来るので我々経営コンサルタントにとって非常にありがたいです。
コロナの影響はもちろん、それ以外も含めた中小企業の経営課題に関してアンケートをとってくださっています。
調査対象の母集団情報に偏りはあるように思えるものの、一定程度他の中小企業も同様の状況と推測できます。
調査結果のポイントをまとめてくださっています。
1.コロナ禍における現在の業況について(⇒調査結果P3~6)
◆1年前と比較して経営が悪化している企業が、7割超(75.8%)を占めた。業種別ではサービス業の経営悪化が顕著。2回目の緊急事態宣言による影響は「受注・来店客の減少」が最多(73.8%)。2.コロナ以前からの課題について(⇒調査結果P7~8)
◆優先度の高い経営課題として「販路拡大」が6割超(66.7%)を占めた。他には「新分野への参入」「コスト削減」「資金調達」「デジタル化・IT活用」「顧客満足・取引先満足」が順に挙がった。
3.デジタル化への対応について(⇒調査結果P9~13)
◆コロナ禍を機にデジタル化・IT活用が増加したと回答した企業は4割(43.6%)。デジタル化は中小流通・サービス業にとって避けて通ることができない状況がうかがえる。
◆今後のデジタル化については、社内では「需要予測」「人材育成・教育」、対企業では「受発注」「請求処理」、対消費者では「販路開拓」「イベント・展示会」「資金調達」「決済処理」の用途で、活用の意向が強い。
◆自社のデジタル活用が進まない要因としては、「必要だと思うが、他の業務が優先されてしまう」「社内に詳しい人材がいない」「自社の業務に合ったシステムが見つからない」が多く、社内で検討する余裕がない状況がうかがえる。
4.サプライチェーンの課題改善に向けた取り組みについて(⇒調査結果P14~15)
◆サプライチェーンについては、総じて課題であるとの認識が低く課題への対応も進んでいない。
◆改善が進まない要因としては、「自社だけではどうしようもない」「取引先に合わせるしかない」との回答が大勢を占めた。
(参照:東京商工会議所HP_各種調査_『「中堅・中小流通・サービス業の経営課題に関するアンケート」結果について』より抜粋)
コロナによる経営への影響にどう対処するかという比較的短期の対策と、
コロナ以前から続く競争力強化のための中長期対策をどうするかという2つの視点を持つことが重要だと思います。
中小企業は特に今の人員で今の業務を担うだけで精一杯なところがあり、
課題を感じつつも課題に対応する時間、人材がいないということが言えると思います。
そういう時には是非外部の人間を一時的にでも使うことをお勧め致します。
一人で悩んでいるよりはずっといい手が打てると思います。
是非お気軽にご相談ください。
一人で悩んでグチャグチャになってしまっている脳内がスッと整理され、
ぼやけていた視界が開け、
自信を持って一歩を踏み出せると仰って頂いております。
お問い合わせお待ちしております。